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転職ガイド

ナースではたらことは?逆指名制度の強みと利用時の注意点を解説

看護師転職の羅針盤 編集部2026年6月30日 更新10分で読めます
目次

ナースではたらこは、「バイトル」などで知られるディップ株式会社(東証プライム上場)が運営する看護師向け転職サービスです。最大の特徴は逆指名制度——気になる病院・施設に自分から直接アプローチできる仕組みで、「求人が出るのを待つだけ」の転職活動とは一線を画します。

「あの病院で働きたいけれど、ちょうど良い求人が見つからない」——そんな経験はありませんか。

条件の合う求人を探して何週間も待ち続けるのは、精神的にも消耗します。ナースではたらこの逆指名制度は、そういった受け身の転職活動を変えるアプローチとして注目されています。

この記事では、強みと注意点を忖度なしに整理し、向いている人・向いていない人の判断基準も解説します。


本記事は、サービス公式サイトの公表情報と公的統計をもとに特徴を整理した解説記事です。当サイト独自の利用者アンケートは実施していません。

ナースではたらことは?基本情報を30秒で把握

ナースではたらこは、人材サービス大手のディップ株式会社が運営する看護師専門の転職支援サービスです。「バイトル」や「はたらこねっと」を展開する同社が医療・介護分野に特化させたブランドで、長年の求人情報事業で培ったネットワークを活かした幅広い求人ラインナップが特徴です。

転職先に「病院」を選ぶ看護師——特定の病院を狙える逆指名制度との相性が高い69.5%

日本看護協会 病院看護・助産実態調査(2022年)

主なサービスの特徴は以下の3点です。

  • 逆指名制度: 求職者が気になる病院・施設を指名して面接・見学を申し込める独自のアプローチ機能
  • 非公開求人が豊富: 公開求人には載らない好条件のポジションを紹介できる
  • 東証プライム上場企業の安心感: ディップ株式会社は日本を代表する人材サービス会社であり、個人情報の取り扱いや運営体制への信頼度が高い

看護師の就業先は病院が全体の69.5%を占めており(日本看護協会「2022年 病院看護・助産実態調査」)、次いでクリニックが14.2%、訪問看護が5.8%と続きます。転職先として特定の病院を希望する方が多い現状からも、逆指名制度は多くの看護師に有効な仕組みです。


ナースではたらこの強み・メリット

サービスの仕組みと公式公表情報から、強みは次の3点に整理できます。

1. 逆指名制度で気になる病院に直接アプローチできる

一般的な転職エージェントでは、担当者から提案された求人の中から選ぶ受け身のスタイルが基本です。ナースではたらこの逆指名制度は、求職者が「この病院で働きたい」と先に意思表示できる点が大きく異なります。

この制度が役立つ代表的なシーンをまとめると、次のようになります。

  • 志望病院はあるが、ちょうど良い公開求人が出ていない
  • 知人が働いていて内部の雰囲気が良いと聞いた病院がある
  • 通勤圏内の特定の病院・クリニックで働きたい

退職理由の1位は「人間関係」——転職先の環境を自分で選びたいニーズは高い26.5%

日本医療労働組合連合会 看護職員の労働実態調査(2022年)

日本医療労働組合連合会「2022年 看護職員の労働実態調査」によると、看護師の退職理由の1位は「人間関係」で26.5%、2位は「夜勤・交代制の負担」で22.1%です。この2つで退職理由全体の約半数を占めています。

転職先の職場環境を自分の意思で選べる逆指名制度は、「同じ失敗を繰り返したくない」というニーズに応える仕組みといえます。

2. 非公開求人が豊富で選択肢が広がる

好条件の求人や定員枠の少ないポジションは、一般に公開されないまま充足されることが多くあります。ナースではたらこでは登録後に非公開求人の紹介を受けられるため、公開求人だけを見ていては出会えなかった転職先と巡り合えるケースがあります。

看護師の有給取得率は58.3%(日本看護協会「2022年 病院看護・助産実態調査」)にとどまっており、職場環境への不満は根強いです。非公開求人には、待遇や職場環境が良いために公開前に内々で人材を集める施設が含まれることも多く、質の高い転職先候補を探す手段として有効です。

3. ディップ株式会社運営による信頼感

転職エージェントに個人情報を預けるうえで、運営会社の信頼性は重要な判断基準の一つです。ナースではたらこを運営するディップ株式会社は東証プライム上場企業であり、情報管理体制や事業継続性の面で安心材料になります。


ナースではたらこの注意点・デメリット

強みがある一方で、注意しておきたい点も存在します。登録前に把握しておくことで、使い方を工夫できます。

1. 逆指名が必ず成功するわけではない

逆指名制度は「気になる施設に直接アプローチできる」仕組みですが、施設側が受け入れを断るケースもあります。以下の表で、逆指名が有効に機能しやすいケースと機能しにくいケースを整理しました。

観点逆指名が有効なケース逆指名が機能しにくいケース
採用枠通年採用・随時募集している施設年度採用・定員が埋まっている施設
時期4〜6月・10〜12月(転職活動の繁忙期)年度末・新卒採用直後の時期
施設規模中〜大規模病院(採用担当部署がある)小規模クリニック(院長が採否を即断)
志望動機具体的な志望理由・スキルが明確「なんとなく気になった」程度の動機
エリア都市部・首都圏・大阪・名古屋地方・過疎エリア(ナースでは求人少)

「逆指名した病院で必ず働ける」というわけではなく、あくまでアプローチのきっかけを作れる制度です。上記の表を参考に、逆指名が通りやすい条件を意識して活用してみてください。

⚠️ つまずきやすい落とし穴:逆指名が断られた後に動けなくなる

「指名した病院に断られた=終わり」と思い込み、転職活動自体が止まってしまうケースがあります。逆指名はあくまでアプローチ手段の一つであり、断られることは珍しくありません。断られた後の次の動きを決めておかないと、時間だけが過ぎてしまいます。

断られた後のアクション手順:
  1. 担当者に「断られた理由」を確認する(採用枠・時期・スキルミスマッチのどれか)
  2. 理由が「採用枠なし・時期の問題」なら、3〜6ヶ月後に再指名を打診してもらう
  3. 理由が「スキルミスマッチ」なら、志望動機・経験のアピール方法を担当者と見直す
  4. 並行して、条件が近い別の施設を2〜3件リストアップして比較検討を再開する
  5. 1社の結果に固執せず、複数の選択肢を同時に進める状態を維持する

逆指名が断られても「その病院以外は考えられない」と視野を狭めないことが重要です。担当者への連絡は「状況確認も兼ねて早めに」が基本です。

2. 担当者の質にばらつきがある

転職エージェント全般に共通しますが、担当者によってサポートの質に差が出ることがあります。合わないと感じた場合は、担当者の交代を依頼することも可能です。

担当者との相性が合わないと感じた場合は、「担当者を変えたい」と率直に伝えることが解決策になります。遠慮せずに申し出てみてください。

3. 地方エリアの求人カバレッジに注意

都市部は求人数が豊富である一方、地方では求人の選択肢が少ない場合があります。「地元の中規模病院で働きたい」という方は、希望エリアの求人数を事前に確認したうえで登録するのがおすすめです。

地方勤務を希望する方は、複数のサービスを併用することで選択肢を広げるアプローチが有効です。


ナースではたらこはこんな人に向いている/向いていない

一方で、次のような方には別のサービスとの併用を検討するのがおすすめです。

  • 地方の小規模施設への転職を希望している
  • 逆指名制度よりもアドバイザーの手厚いサポートを重視したい
  • 電話でのコミュニケーションが苦手で、なるべくテキストでやり取りしたい

転職サービスは1社だけに絞る必要はありません。ナースではたらこの逆指名制度を活かしつつ、手厚いサポートが強いエージェントを併用するのが、転職成功率を高める現実的な方法です。

複数のサービスを比較してから登録を決めませんか?

各社の特徴を一覧で確認できます。ナースではたらこと組み合わせやすいサービスも紹介しています。


ナースではたらこを最大限活用する3つのコツ

コツ1. 逆指名の前に「なぜその施設なのか」を整理する

逆指名制度の効果を高めるには、施設側に「この人に来てほしい」と思わせる理由を明確に伝えることが重要です。「なんとなく気になった」ではなく、「訪問看護の経験を活かして地域医療に貢献したい」など、志望動機を具体化しておきましょう。

コツ2. 担当者に希望を細かく伝える

非公開求人の質は、担当者への情報共有量に比例します。「夜勤は月4回まで」「残業は月10時間以内」「急性期の経験を活かしたい」など、優先順位を含めて具体的に話しておくと、精度の高い提案を受けやすくなります。

看護師の平均年収は508.1万円(厚生労働省「賃金構造基本統計調査」2023年)で、全産業平均の約454万円(同調査)と比べると高水準です。ただし職場によって条件の幅は大きく、担当者への情報共有が条件交渉の精度を左右します。

コツ3. 複数サービスと並行して進める

ナースではたらこ単独で転職活動を完結させる必要はありません。逆指名制度を活用しつつ、他のエージェントで職場訪問情報を集めるなど、役割分担して活用すると選択肢が広がります。

一般的に、転職エージェントを2〜3社併用すると、より多くの選択肢と情報を得られます。登録は無料のため、積極的に活用してみてください。


よくある失敗例と回避策

ナースではたらこを利用する際に起きやすい失敗パターンを整理します。

失敗例1: 逆指名で面接まで進んだが採用に至らなかった

逆指名制度でアプローチし、施設側が受け入れて面接まで進んだものの、最終的に不採用になるケースがあります。「面接まで進めたのだから採用されるはず」と楽観視して他の求人探しを止めてしまい、結果として転職活動がゼロから再スタートになることがあります。

面接に進めた事実は「採用枠がある」「スキルへの関心はある」ことを意味しますが、採用決定は別問題です。特に逆指名の場合、施設側が「話だけでも聞いてみよう」というトライアル的な動機で面接を設定するケースもあります。

回避策: 逆指名先の選考が進んでいる間も、並行して他の求人2〜3件の選考を維持しておきましょう。「逆指名先が決まってから他を断る」順番にすることで、白紙に戻るリスクを避けられます。

失敗例2: 志望動機が曖昧なまま逆指名して断られた

「とにかく気になる病院があるから」とアプローチしたが、施設側に「なぜうちなのか」を説明できず、面接にも至らなかったケースがあります。逆指名制度は「積極性を見せる仕組み」ですが、志望動機が「なんとなく」では施設側が受け入れる動機になりません。

回避策: 逆指名前に担当者と「この施設を選ぶ理由」を言語化するセッションを設けましょう。「〇〇科での経験を活かして地域医療に貢献したい」「訪問看護に転換したく、御施設の理念に共感した」など、具体的な理由を一文で言えるまで整理してから送りましょう。

失敗例3: 地方エリアで登録したが紹介求人がほとんどなかった

地方在住の方が「全国対応」という表記を信頼して登録したものの、希望エリアの求人が数件しか紹介されなかったケースがあります。ナースではたらこは都市部の求人に強い反面、地方の中小施設はカバーが薄い場合があります。

回避策: 登録前にサイト内で希望エリアの求人件数を確認する習慣をつけましょう。件数が少ない場合は、地域密着型のエージェントを主軸にして、ナースではたらこの逆指名制度を補完的に活用する組み合わせが現実的です。


まとめ

ナースではたらこの特徴と注意点のポイントを振り返ります。

  • 逆指名制度は「特定の病院で働きたい」という明確な志望がある方に強力な武器になる
  • 非公開求人の活用で公開情報だけでは出会えない転職先を探せる
  • 東証プライム上場のディップが運営しており、信頼性の面での安心感がある
  • 担当者の質や地方求人のカバレッジに注意が必要で、他サービスとの併用が有効

転職先の職場環境が退職理由に大きく影響することは、各種データが示す通りです。「次こそは合う職場に転職したい」という方は、まず複数のサービスを比較し、ナースではたらこも選択肢の一つとして検討してみてください。

どのサービスが自分に合うか迷っていませんか?

看護師転職エージェントの比較記事で、ナースではたらこを含む各サービスの強みを一覧で確認できます。

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